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法学部 新入生、在学生のみなさんへ

2020/04/13

 みなさん、こんにちは。法学部長の田中裕明です。
 ご承知のように、授業開始が5月11日まで延期されました。4月1日に来られた新入生の方々にはお伝えしましたが、授業開始までの期間は「充電期間」であると受け止めてください。それは、「時を知る」ということでもあります。すなわち、「今」蒔ける種があるということであり、「今」張れる根があるということです。焦らず賢く忍耐強く過ごしてください。法学部スタッフも、授業開始に向けて、オンライン授業、eラーニング授業等々、何が可能で何が有効であるかを検討しております。みなさんが安心して授業に臨める体制を用意できるよう取り組んでいます。

 第二次世界大戦中に張られたポスターのメッセージに「Keep calm and carry out」(落ち着いて行動しよう)というものがあります。新入生のみなさん、とくに親元を離れて本学に来られている方は、不安に思っている人もおられましょう。でも、みなさんは一人ではありません。すでに神戸学院ファミリーの一員なのです。ファミリーメンバーとして、落ち着いて賢明な行動に努めてください。そして、自分を大切にしてください。そうすることが、家族を守り、社会を守ることにつながります。それがみなさんにとっての自信にもなります。

 みなさんにあっては、この「充電期間」を有効に活用してください。しばし、スマホから離れて普段読めないような本に接する時間に充ててみてください。貴重な時間が与えられたわけですから、在学生の方なら復習の時間にしてみてはいかがでしょうか。それぞれ工夫してみてください。賢明かつ柔軟であってください。新入生のみなさんへは、近日中に法学部での資料をお届けできるように調整しております。

 闇が深ければ深いほど、暁は近くなります。朝の来ない夜はありません。夜は必ず新しい朝を連れてきます。
 「夜明け」まで、みなさんと共に、賢明に過ごしてまいりましょう。
 未曽有の「挑戦」に、創造的な「応戦」を!

以上

田中裕明