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法学部開設50周年記念シンポジウムを開催しました

201706043[1]ホームページ掲載

 

 さる6月8日、法学部は、ポートアイランドキャンパスで、「法学部開設50周年記念シンポジウム-韓国、中国、日本における法学教育」を開催しました。講師には、法学部が学術交流協定を結んでいる朝鮮大学より李映録教授、同じく浙江工商大学より権承文教授、浙江工業大学より李正日教授をお招きしました。講師の先生方からは、各国の法学教育の現状、法曹養成制度、各大学の教育目標と方針など幅広い視点からお話頂きました。特に、朝鮮大学、李教授からは、公務員試験対策など実務法学に偏りがちな学生の増加や、また、人工知能に代表される人の思考を介さないロボットが人間自身が果してきた様々な営みを代替する時代が近い将来到来するであろうと予測される中で、今こそ、大学における教養法学としての価値を再認識することが必要だと強調されていたことが印象に残りました。
 パネルディスカッションでは、本学法学部の角森正雄教授の司会で、三か国に共通している法学教育の現状と課題について、意見交換をし、さらに、議論を深めることができました。当日は、500人余りの学生と教職員が参加し、シンポジウムを盛況に終えることができました。ご協力頂きました多くの関係者のみなさまには、深く御礼申し上げます。

 
(法学部教授 春日 勉)