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法学会第1回学術講演会を開催しました

2024/07/03

長期海外研究を終え帰国した法学部の辻村亮彦准教授による講演・報告会を「フランス・リヨン ー ”日本民法学”生誕の地」と題して法学部および法学会共同主催で、6月25日に行いました。

法制史を専門としている辻村准教授は、長期海外研究員として2021年8月から2023年8月までの2年間、表題のフランス・リヨンの大学で研究していました。

今回は、リヨンの街と歴史をたどりながら、明治期にその地リヨンに学び日本の民法の起草に関わった3人の若き人物たちをいきいきと紹介。また、講演とともに多くの写真からは歴史あるリヨンという街の魅力が伝わってくるだけでなく、その地で学んだ3人が近代日本の黎明期の西洋法導入の最前線にたっていた人物たちであることを立体的に紹介していました。

ボアソナードなど明治期日本政府の法律顧問との関わりや、リヨンでの彼らのさまざまに織りなす交友が日本にも影響していたことなど、興味は尽きない講演でした。

多くの聴衆の気を引きつけ、日頃法学を学んでいる学生等は民法や歴史への興味がより深まったのではないでしょうか。

  DSC_5341-2法学部の辻村亮彦准教授
  DSC_5349講演・報告会の様子