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法学部主催の国際交流イベント・日韓中の4大学による「英語スピーチ大会」の報告

2023年11月11日、日韓中の大学が参加する「英語スピーチ大会」が本学にて開催されました。英語スピーチ大会は、今年で13回目を迎える法学部主催の国際交流事業です。第13回目の英語スピーチ大会には、神戸学院大学法学部(日本)、朝鮮大学法学院(韓国)、浙江工業大学法学院(中国)、浙江工商大学法学院(中国)の4大学が参加しました。

英語スピーチ大会の目的は、日韓中という東アジア主要3カ国の大学間で、人的な交流を通した学術的・文化的交流を育むことにあります。英語スピーチ大会は、参加大学の持ち回りで原則、毎年開催されてきました。日韓中の各大学から教員と学生が集い、直接交流を深める実地の場となってきました。よって、学生による英語スピーチにとどまらず、以下にあるようにさまざまなイベントや日程が組まれてきました。

 

 

 

 

【写真1枚目:13回目を迎える日韓中の大学の英語スピーチ大会】

【写真1枚目:13回目を迎える日韓中の大学の英語スピーチ大会】

英語スピーチ大会の前日(11月10日)には、韓国と中国から来神した教員・学生の皆さんを歓迎すべく、神戸北野のフレンチ・レストランで前夜祭が開催されました。前夜祭は初対面の場となりましたが、それぞれの参加者は打ち解けた雰囲気の中で会話と食事を楽しみました。また、韓国と中国からの来客のため、本学法学部の学生による神戸市の街紹介が行われました。前夜祭のハイライトは、会の最後に行われた参加者一同による合唱でした。本学を代表して英語スピーチを行う学生(井上陸さん、阪本寿明さん、久保田航さん)が選曲し準備・演奏した「Stand by Me (Ben E. King)」と「I Just Want to Say I Love You(Stevie Wonder)」の合唱が行われ、場は大いに盛り上がり、一体感に包まれました。

 

 

 

 

 

 

【写真2枚目:英語スピーチ大会の「前夜祭」の様子】

【写真2枚目:英語スピーチ大会の「前夜祭」の様子】

 

 

英語スピーチ大会(11月11日)は、ポートアイランド第1キャンパスの法廷教室にて行われました。日韓中の4大学から各3名ずつ、計12名の学生が「各国における政治・法律問題」をテーマに英語スピーチに挑みました。いずれの学生も自国や今日の世界が抱える時事的なテーマを扱い、バラエティに富みつつも、国境を越えて若い世代間で共有し共感できる内容でした。本学法学部からは、4年次生の井上陸さん「To Live a Life with Pets(ペットとともに暮らすということ)」、4年次生の阪本寿明さん「Drones and Choices for our Future(ドローンと私たちの未来の選択)」、4年次生の久保田航さん「Labor Issues of Truck Drivers and Logistics Crisis in Japan(日本におけるトラック運転手の労働問題と物流危機)」がスピーチを行いました。英語スピーチ大会の閉会式では、法学部学部長の笹川明道教授が全12人の学生に参加証を手渡し、健闘を称えました。また、大会終了後は、ポートアイランド第1キャンパスにあるレストラン、ジョリポーにて打ち上げ会が催され、この日に向けて懸命に取り組んできた学生たちに改めて労いと賛辞が贈られました。

 

 

 

【写真3枚目:学生による「英語スピーチ大会」の様子】

【写真3枚目:学生による「英語スピーチ大会」の様子】

 

英語スピーチ大会の翌日(11月12日)は、韓国と中国からの参加者のため、神戸市の市内案内が行われました。参加者一行は、布引ハーブ園、北野異人館、神戸ハーバーランドなどを訪れました。学生たちは前日のスピーチの緊張感から解き放たれ、リラックスした様子で神戸の街を実感し、会話に撮影に買い物にと大いに楽しんでいました。前夜祭に始まり、英語スピーチ大会、打ち上げ会、市内観光と、数々のイベントや日程をともに刻んでいく中で、参加者らは互いを知り、交流を深めていくことができました。

 

 

 

 

 

 

【写真4枚目:神戸市「市内案内」の様子】

【写真4枚目:神戸市「市内案内」の様子】


*英語スピーチ、前夜祭、市内案内と全般にわたり活躍した本学法学部の学生の声を以下に掲載します。 

 井上陸さん(法学部4年次生)

英語スピーチ大会では、さまざまな問題についての意見交換を通して、各学生が社会をより良いものにしたいという志や気概が感じられ、自分自身の勉学のモチベーションにもつながりました。また、前夜祭や市内観光では、国のへだたり関係なく盛り上がり、会話を通してそれぞれの国での流行や感覚の違いについて知ることができました。大変興味深く有意義な時間を過ごすことができたと考えています。

阪本寿明さん(法学部4年次生)

英語スピーチ大会に参加して、非常に大きな成長の機会を得ることができました。英語力が向上したのは言うまでもありませんが、言語や文化の異なる人たちを前に伝えることが必要だったため、プレゼンテーション能力も向上したと思います。また、スピーチ大会前日に行われたパーティーや最終日の市内観光などでの会話や交流を通して、国籍にかかわらず一人の人として尊重し、理解することの重要性を改めて認識しました。とても意義のある3日間になりました。

久保田航さん(法学部4年次生)

英語スピーチ大会を通して、英語を使用したパワーポイントの作成やそれを用いた発表の仕方などを学ぶことができました。しかし、私が最も印象に残っているのは英語で発表したという事実や実績そのものではありません。発表を準備するにあたってご協力いただいた先生方や友人、さらに発表を通して知り合った他大学の学生との出会いは、一生の宝物になりました。