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2014年度 学生企画新春市民シンポジウム 結果ご報告

 2015年1月10日(土)、佐々木ゼミ生による学生企画新春市民シンポジウム「いま、身近な『アク(悪)』を考える・・・厳罰(刑罰)だけで解決できるのか?私たちにできることは!?」を開催しました。
 身近に生起する困りごとや迷惑なこと、またはこれって犯罪?と思われることも、何かにつけ摘発や処罰をお任せになりがちで、解決の糸口を考える機会もな くなりがちです。厳罰化の進む背景もそこにあるのかもしれないということから、学生たちがその問題意識を提起すべく工夫したシンポになりました。
 最初に「俺たちのカルデモンメ/はなしてみようよ」と題し、童話劇の形で罰(刑罰)だけではない、それ以外の方法もあるのではないかと提起しました。シナリオ、背景の絵作りからチーム一丸となって取り組んでいました。
 基調講演では、家庭裁判所調査官を務める横山勝氏により、学生たちの童話劇の事例も踏まえつつ、ご自身の経験を元に少年犯罪の実状についてお話し頂きました。
 第3部では、学生たちがこの1年間をかけて勉強してきた成果を「教育」「社会意識・制度」「歴史」「日常」に分けて現状報告、そこから見えてくる課題について参加者にも考えてほしいと提起しました。ビデオでの再現等、興味を引く工夫も。
 シンポジウムでは会場からの質問に対して横山氏、各班代表が答え、過去を学び、現在を知り、その先を考えることが重要ではないかと締めくくりました。
 マナビーホールには在学生のほか、卒業生、保護司の方々など約150名が、最後まで聴講していました。新聞を見て参加した一般市民の方は、非常に興味ある取り組みで今後も引き続きやってほしいとエールを送ってくれました。

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「俺たちのカルデモンメ」より

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基調講演 横山勝 氏 家庭裁判所調査官

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パネルディスカッション(講師:横山勝氏と研究報告者の代表)

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出演者も裏方もお疲れ様でした