| 2026/4/1 |
2025年度卒業の3名に神戸学院大学法学部での4年間の学びを振り返ってもらいました! |
| 司会:藤川直樹 法学部准教授(西洋法制史専攻) |
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糟谷真梨奈さん |
藤岡龍寿さん |
上田弥奈実さん |
| 藤川 本日はご多用のなかご参集いただきありがとうございます。皆さんには法学部での4年間を振り返って、いろいろお話を伺えれば幸いです。 |
| 藤川 それではまず、神戸学院大学法学部に入学を決めたきっかけを教えてください。 |
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上田 私はもともと神戸学院大学が第一志望ではなくて、何校か受けたうちの一つではあったのですけど、ただ、法学部には進みたいなっていう気持ちはあって。高校の時から漠然と法律に興味があったというか、きっかけとか余り覚えてないのですけど、法学部に進学したいなっていうふうに考えていて、ご縁があったのが神戸学院大学だったので進学を決めました。 藤岡 私も神戸学院大学は第一志望ではなくて、何なら法学部に行きたいなって思っていたわけでもなく、学校の先生になりたい、社会科の先生を目指したいという思いが最初にあったので、じゃあ社会科の教員免許を取れるところはどこだろうって探している中で、高校の先生に紹介して貰って指定校推薦の枠をいただいて、この神戸学院にやってきたっていうのが、入学を決めた経緯です。 糟谷 私は2年生の時に編入学としてこの学校に入ったのですけど、大学というよりは木原[正樹]先生がされている研究が私の関心に近いっていうところで、大学というより先生で決めました。その前は法学部じゃないところで国際関係を勉強していたのですが、木原先生の専門領域をホームページで見て、特に国際刑事裁判所に関して研究をされているということを見て入学を決めました。 |
| 藤川 神戸学院大学で大学生活を始めたときの第一印象はどうですか。 |
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上田 もう綺麗すぎて!4年間絶対楽しいだろうなっていうのが一番でした。他の大学のオープンキャンパスに行った時にも、まあ全然綺麗ではあるのですけど、ここまで新しくて綺麗な環境というのもないので、こういう恵まれた環境で勉強できるって凄く良かったなっていうふうに思いました。 藤岡 法学部の第一印象として、「法学って内容が硬そうやな、難しそうだな」っていうイメージがあったので、授業を通していろんな先生が、「法律ってこういうものだよ」、「こういうふうに勉強したらいいよ」っていうのを、もう一から手取り足取り教えてくれたので、どうにか頑張って勉強できるかなっていう思いのままに4年間過ごしてきたっていうのが印象です。 糟谷 キャンパスの第一印象は、今まで専門学校でちょっと狭いところで勉強していたので、「あー、カッコイイ」みたいな。「大学や!」みたいな感じのイメージで(笑)。法学部に入学してからの勉強という点に関しては、結構身構えていたのですけど、割と先生に聞きに行ったらちゃんと教えてもらったりとか…。先生のイメージって、すごく硬い、怖い感じだったのですけど、そういう先生の方が少なくて、すごく気軽に話してもらえたので、楽しかったです。 |
| 藤川 皆さんが法学部の専門科目を学んでいく中で、こういうことは難しかったとか、思ったより簡単だったとか、そういうことはありましたか。 |
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上田 私は民法にとにかく苦戦したというか、範囲も途轍もない、条文も多すぎるっていうなかで、どうにかして単位も取らないといけないし、苦手を克服したいという強い思いがあったので、敢えて民法専攻の廣峰[正子]ゼミを選択して…。廣峰ゼミは民法を実践的に模擬裁判形式で学べるっていうので、実技を通して学ぶことで理解が深まるのかなと思って民法のゼミを選択して、民法を克服することを頑張りました。その結果、1年生の時はそこそこ、…良くはないけど、まあ単位はギリ取れるみたいな感じやったんですけど、徐々に理解も深められていって、比較的自分を納得させられる理解力には達したかなっていう風になりました。 藤川 廣峰ゼミではどういう活動というか、勉強をされましたか? 上田 ゼミでは先生が民法の事例問題を作ってくださって、それに対してゼミ生が原告、被告、裁判官の三チームに分かれて、模擬裁判でお互いの主張を出し合って、それに対して裁判官チームが結論を下すっていう、本当に裁判みたいな感じで、民法の事例問題で理解を深めていくということをしていました。 藤岡 私は法学の勉強というよりも、どちらかといえば政治学の領域の勉強を主にしたかったので、ゼミは国際政治学のゼミに入りました。国際政治学といっても、いわゆる、日本とどこかの国の関係性であったりとか、或いはその歴史的な背景っていうようなものを、新書を読みながら皆で考えていく、グループワークをしていくっていうようなゼミだったので、他の法律系のゼミとは違ってアクティブ・ラーニングっていうわけではなくて、一個一個の物事について考えていく、意見交換し合うということが中心のゼミでした。 藤川 そうですね。勉強というのは大学を出て終わりじゃない。寧ろ始まりだと思うのですね。あくまで入門ですから。出門はまだ早いということですね(笑)。 糟谷 私は国際関係には結構興味があったので、最初はスッと入ってきていたのですけど、私も民法とか行政法とかそういうのがちょっと苦手だったので、そういうのはやっぱり教科書を読むとかレジュメを読むとかして、他の教科よりもちょっと時間を取ることによって、なんとかギリギリいけたんですけど…。ゼミではこれまでの判例とかをチームごとに分かれて分かりやすく発表するっていうのをやっていました。 藤川 上田さんは民法ゼミですから、法律討論会もあったと思うのですけど、それは出られましたか。 上田 はい。私も登壇者に選ばれて準備はしていたのですけど、前日にインフルエンザに罹ってしまって、当日だけ出られなくて、凄く悔しい思いをしたのですけど、その準備がすごく大変で…。まず、読むための原稿を考えるのに、大学に夜遅くまで残って討論者3人でずっと「こうでもない、ああでもない」って言いながらひたすら原稿と見つめ合う時間があって。今思えば、その時間も凄く大事な時間だったんだなって思えるというか、あの経験があったからこそ、就活の時でも「こういうことを頑張ってきました」って言うことができたし、自分の中でも「これを頑張れたから、これもいけるな」っていうマインドになれたというか…。凄く良い経験をさせてもらったなと思います。 藤川 藤岡さんもゼミでは新書を読んでいたっていうことですが、それは毎週一冊ですか? 藤岡 いえ、毎週章ごとに読んでいて、前期で一冊、後期で一冊読んでいく。ゼミは二年生の時から入れるので、約六冊、七冊ぐらいは読んできたっていう形ですね。 藤川 結構精読型なのですね。 藤岡 そうですね。しっかりと章立てごとに各テーマがそれぞれある程度振られていっているので、キーワードとか論点、ゼミで討議したいことを各々がピックアップして、ゼミに持ち寄って、時間の許す限り、いろんなテーマで話し合って。で、先生がそれに対してコメント・解説を入れてもらうっていうような形でゼミは進めていました。 藤川 半期で新書1冊となると少ないような印象もあるかと思いますけど、結構分厚い新書ですか。 藤岡 かなり分厚いですね。一番多かったので400ページ近くの新書を半期で。3回生の終わりだったか、4回生ぐらいの時に半藤先生の昭和史[半藤一利『新版 昭和史 戦前篇 1926-1945』(平凡社、2025年)]の、とりわけ前編、第一次世界大戦あたりの方を中心に精読していたのですけれども、結構読むのに時間がかかるなあっていうのと、歴史的背景も必要なので、世界と日本の歴史を同時に理解していきながら、今、どういったことをテーマに上げていくのが話しやすいのかなとか、こういったことを採り上げる方が皆のためになるかなっていうことも考えていくのは、やっぱりちょっと時間がかかりましたね。 藤川 ちなみに、上田さんは結構夜遅くまで残っておられたということだったんですけど、皆さんどれくらいまで残ってらっしゃいましたか? 上田 閉館の21時まで残ってやっていました。 藤岡 教職課程で残っていたことはありますね。 藤川 糟谷さんはご自宅で? 糟谷 そうですね。 |
| 藤川 大学での学修についてお話頂いたのですけど、サークル活動やアルバイトなど勉強以外での活動があれば教えてください。 |
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上田 私は4年間、部活動もサークルも何も入ってなくて、ひたすら被服店でアルバイトをしていて、バイトに明け暮れた4年間だったなと思います。 藤川 結構夜遅くまで勉強されてその後ですか? それとも空いている日に? 上田 空いている日に。土日に基本終日で入って、平日も毎日。法律討論会は期間が定まっていたので、そこの期間はあんまり入らずに、それ以外の期間でいっぱい入ったっていう感じですね。 藤岡 サークルは有瀬キャンパス・メインの学生放送局っていうサークルに入っていて、不定期ながらに有瀬キャンパスでラジオを流したり、学外学内のイベント問わずお手伝いに行ったりするような。全学的なイベント、例えば入学式の司会も私たちのメンバーが担当をしていたので、そういったもののお手伝いを中心にやっていました。その中でも私は編集部・技術部・アナウンス部を全部掛け持ちして、会計部長も一時やっていたので、本当にサークルに明け暮れていたんですけど、やっぱりバイトもしないとお金もないので、地元の大阪で個別指導塾のバイトもずっと頑張って、バイトリーダーにまでなって、いろんな授業を受け持ちながら、実際に卒業生も送り出して…。この神戸学院に送った学生もいるんですけど(笑)。もう本当にバイト・サークル・教職って、ずっといろんなことに明け暮れていた4年間だったな、充実した4年間だったなって思います。 糟谷 私はちょっとサークルとかそういうのにはちょっと入れてなくて。2年生からだったので出遅れていたのですけど、バイトもそこそこに頑張っていました。…二人よりは結構ゆるい大学生活を送っていました。 藤川 それでも大学院に行けるっていうのは相当勉強しないとなかなかいけませんので、お三方それぞれに充実した学生生活だったのだなと思います。 |
| 藤川 さて、皆さんは大学卒業後の進路が決まっておられますけども、それについてどのように決めたのか、そのためにどういうふうに勉強したのか、具体的に就職とか面接の場にどういうふうに臨んだのかということを教えていただけますか。 |
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糟谷 私が大学院進学を目指したのは、修士号が今後のキャリアにとって必要となったのでていうのと、あとは、まだ国際法について学びたいなって思っていたので、結構早い段階――そうですね、大学に入って結構直ぐくらいから大学院には進学したいなっていうのは考えていたので、今回無事に行けることになってよかったなと。院の面接とかはゼミの木原先生もいらっしゃったので、割とそんなガチガチじゃなくて、結構おしゃべりっていうか、フランクっていうか、そんな硬くなく臨めましたね。 藤川 聞いたところでは、糟谷さんはNGOで働きたいというご希望だとか。 糟谷 そうです。将来的にはJICAの専門職っていうのを身につけたいのですけど、その前に職務経験が2年以上要るので、一度大学院を卒業したらNGOで働きたいなと考えています。 藤岡 私はやっぱり教員になりたいという思いがあってこの神戸学院にやってきたので、中学校の教員、高校の教員、どちらかになれたらいいなっていう思いでずっと4年間勉強をしていました。実際に教員採用試験っていうのは、他の一般企業の就活であったり公務員採用試験とは全く違うスケジュールで動くので、みんながもう就職決まったとか、なんか色々終わったって言っている最中でも勉強は続けないといけないっていう部分は凄く大変だったんですけれども、4年生の9月に合格をもらって漸く終わったので、その間もずっと教育関係の勉強であったりとか、社会科の教員を目指していたので、社会科の内容の勉強はずっと続けていたなっていうのはあります。 藤川 どういうふうに勉強されましたか。 藤岡 やっぱり学部の勉強と社会科の内容の勉強を――割とリンクしているところも多いので――まずは学部の勉強をしっかりと熟していくことが中身の充実に繋がっていくので、一つ一つ、まずはテストやレポートをクリアしていくことを目標にやって行きつつ、やっぱり求められるのは教科書の内容をきちっと教えられることなので、その教え方とか…。教育とは何かっていう理論は別の参考書みたいなものもあるので、そういったものを活用していきながら、ずっと勉強を続けていたっていう感じですね。 藤川 教職科目の単位も相当取らないといけないですよね。その両立は大変じゃなかったですか? 藤岡 凄く大変です。法学部だったら124単位取れば卒業はできるっていうのがあるのですけど、そこにだいたい55単位ぐらいを足して、ようやく免許が取れるかどうかっていうところなので。教員に必要な必修単位は、法学部で必要な単位とはまた別のものがあるので、教職の単位にプラスアルファでまだ単位が乗っかってくるので195単位を取って卒業することになりました。3回生の後期までは月曜から土曜までほとんどのコマが埋まっているっていう状態でした。 上田 私は明石市役所に就職が決まったのですけど、そもそも公務員になりたいなっていうのが、高校生ぐらいからあって…。そのまま大学に進学して、3年生になったときに、学内の公務員講座に入って、地方上級国家一般職のコースで受けて、最初は国家一般職を目指してやっていました。ずっと3年生の前期から夜に授業を受けて、そのまま次の年の3月にいろんな省庁の見学に行く機会があって、行った時に「なんか違うかも」っていう風になってしまって。そこで「どうしようかな」って思っちゃって、その2か月前に民間で一つ内定をもらっていて、そこも結構凄く自分にとっては条件がいいところだったので、このまま公務員を目指すのはやめようかなって思っていたのですけど。4月に入って廣峰先生と面談する機会があって、「進路どうする?」って話になって。「一つもう内定をもらったので、いいかなと思っています」って言ったら、「いや、せっかく公務員講座受けて頑張ってきたのだったら、公務員もどこか受けたらいいじゃないか」っていうふうにおっしゃっていただけて。確かに、自分も力試しじゃないですけど、今まで頑張ってきたから、それやったら国家一般職とかじゃなくて、地元の加古川市役所とその隣の明石市役所に挑戦してみようかなって。市役所も最近は凄い人気で、倍率が何十倍とかの世界なので、受かったらいいな、ラッキーっていうぐらいの思いで。もちろん、それなりにも面接の練習もしっかり、キャリアセンターに毎週行って、エントリーシートもしっかり添削してもらって、基本的にキャリアセンターの方と一緒に面接対策をして、そのまま受けていったら、まあどちらも最終まで行くことができて…。自分的には公務員の筆記試験よりも喋ることの方が得意だったので、面接での受け答えが評価されたのかなっていう感じです。 |
| 藤川 法学部での4年間で皆さんは非常に成長されたと思いますけれども、自分がどのように成長したかとしたと思うか、お聞かせください。 |
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上田 そうですね、やっぱりアルバイトとかも経験して、大人の方と関わる機会も多くなって、20歳を超えて成人にもなって、もう本当に考え方も大人になったというか、ちゃんと現実見るようになったというか。もともとそんなに希望を持って、「これやろう」とか、そういうタイプではないんですけど、ただ一つ一つ着実に目標に向かって真面目にやっていくっていう姿勢をこの4年間で身につけることができたかなと思っていて、その姿勢が公務員試験とかでも活きたかなっていうふうに思います。 藤岡 私は最後まで諦めないことかなっていう思いがあって。教員採用試験も他の試験と違って、かなり遅くまで試験が残っていて、そこまでずっとやり続けないといけないっていうこともありますし、一人数多く単位を取らないとそもそも免許ももらえないっていうことだったので、どこかで諦めてしまうと、やっぱりもう全てが叶わなくなってしまうっていう状態がずっと続いていたので、一つ一つ確実にこれを頑張っていく、これを頑張っていこうっていう、その大きなものを乗り越えるために小さなものをやり続ける。その諦めない力っていうのはこの4年間でついたかなというふうに思いました。 糟谷 私は、そうですね、コツコツ頑張るっていうのを結構できたかなと思っていて。2年生からだったのでちょっと遅くスタートっていうか、本当やったら1年生の間にマックス48単位取れるけど、そうではなかったので。自分的に焦りっていうか、ちゃんと単位を取り切れるかっていうことで不安もあったんですけど、入学してからできるだけいろんな授業を受けて、いろんなことを吸収したいと思って頑張ってきました。結果的にはちゃんとしっかり単位を取れて、成績優秀者にも選ばれるようになったので、やっぱり毎日の積み重ねとか、後回しにしないとか、そういう小さなことなんですけど、そういうことがやっぱり大事だなと思って、それが結果的に良いことに繋がったかなと思っているので、そういう面で成長できたかなと。進学後もそういうことを心がけて今以上に頑張りたいなと思っています。 |
| 藤川 最後に、今後の抱負と、神戸学院大学に入学して来られる後輩たち、或いは、本学への入学も検討している高校生たちに対してメッセージをお願いします。 |
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上田 まずは行政職員としてしっかり自覚を持ちつつも、責任ある仕事を任されるとは思うので、そこをしっかり自覚を持って頑張っていきたいって思いが今強いです。 藤岡 私も教育の仕事に携わっていくっていうことなので、これからの日本の未来、世界の未来を背負っていく若者たちへの授業ということをやっていかないといけないので、ここで得た経験、学びというものを全て伝えていけるような授業であったり、いわゆる教師像として理想を持ちながら、頑張っていきたいと思っています。 糟谷 大学院に進学して、もっと賢くなって、希望の国際機関で働けるように頑張りたいと思います。やっぱり英語が必要だと思うので、学校で開講されているトイックとか、そういうのにも参加して頑張ります。 藤川 本学での4年間が非常に充実したものであったことを窺うことができまして、教員冥利に尽きる気が致します。今日はどうもありがとうございました。 (2026年3月3日) |
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番外編 座談会後の雑談から |
| 藤川 印象に残った講義はありますか。 |
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上田 廣峰先生の授業も凄く分かり易くてよかったのですけど、憲法の福嶋[敏明]先生の授業が個人的に面白いなあと思って。なんかわかりやすいし、理解が深まるというか、「凄い。憲法をちゃんと学べているな」っていう実感が持てた授業で、好きでした。 藤川 政治学の先生方の講義はいかがでしたか。 上田 政治学はあまり受けてないかもしれない。「政治学入門」とかしか受けてなくて。もっと政治学について学んどけばよかったなって思いました。最近はそういうニュースがたくさんあるので、そういうきっかけを持てるのが遅かったかなって。本当、早めに気づければ、もっと楽しく大学生活を…。面白い授業、多分沢山あると思うので、もっと受けたかったなと思いました。 藤川 やっぱり4年間って長いようで短いですよね。演習はどうでした? 上田 先生がサポートしてくださったというか、就活のサポートもしてくださって。それこそ授業では後輩、廣峰ゼミの2年生の法律討論会のサポートというか、補助みたいなこともさせてもらって、全然力になったのか分からないんですけど、後輩と関わる機会を持たせてもらって、授業をみっちりっていうよりかは、年下の子たちと関わりを持てた。演習はええ授業だったなと思います。 藤川 藤岡さんにも伺いたいのですが、おそらく私の授業についてはいろいろ言いたいことがあるかもしれませんね(笑)。 藤岡 確かに法制史の授業――日本法制史、東洋法制史、西洋法制史――全て受講して、全て単位を取り切ったのですけども、他の授業と違って、やっぱり全ての集大成をやるのに法制史が一番合っているのかなっていう印象を持っていて。ただ単に法律の歴史を時系列通りに学ぶっていうよりも、公法学とは何か、私法学とは何か、その社会・国際関係はどうなっているのか、かつ時代背景はどうなっているのか、世界の関係性、注目した国以外とはどういう関係性を持っているのかっていう、その全てを最後に総まとめで学ぶのが法制史なのかなっていうイメージを持っていて。なので、確かに難易度はかなり高かったのですけれども、充実した内容だったなって。まとめのために一番いい講義だったかなっていうふうには思っています。 藤川 他の授業はどうですか? 藤岡 そうですね。やっぱり私は政治学が好きで受けていたので、山越[裕太]先生の国際政治学とか、森[達也]先生の政治学とかは全て履修していて。でも政治学だけだと法学部に来た意味がないなって思ったので、やっぱり法律系も取ろうと思っていて…。刑法は「応用刑法」以外は全て履修して、やっぱり刑法が楽しいなって。構造がしっかり決まっている分、どういうふうに解釈して判決を出していくのかっていうのがパターンに公式を当て嵌めていくように解釈していればいいっていうのが凄く分かりやすくて。 藤川 糟谷さんは国際法の講義を受けられていたと思いますが…。 糟谷 そうですね。国際法は自分に関心があるので割と楽しかったんですけど、それ以外となると私も刑法が結構面白かったかなって思っていて…。日本でも有名な袴田事件のこととか、名前は知っているけどそれまで詳細みたいなのは知らなかったような大きな事件を判例で取り扱ってもらって、結構身近に感じられたっていうか。そういうのがあったので刑法が私には合っていたかなと思います。 藤川 先ほど少し話題になりましたけど、例えば試験対策をするときに、友達と相談して対策するといったことはありましたか? 藤岡 しましたね。やっぱり自分が教職課程にいて、同じ目標を持っている教職のメンバーが身近にいるので、授業を取る科目も大体同じようなものになってきて、同じ先生の授業を同じように取っているので。それぞれ得意分野は違うので、「あれを教えてこれを教えて、じゃあ自分はこれを教えるわ」みたいな感じで、もうずっと助け合いながらやってきた4年間だったなっていうのはありますね。 上田 もう授業前後、テスト前とかに、「あれどうやったっけ、これどうやったっけ」とか「レジュメ見せて」とか、「ノートのこれ、どう読んだらいいや」みたいな。もう本当にずっとLINEとかいろんなものを使いながら友達と助け合って、ずっと熟していましたね。やっぱりテスト前になったら、基本的に15回の授業のうち全部が全部完璧に出られているわけじゃなかったので、そういう時は出席していた友達に聞いたりとか…。それは自分も友達が欠席していた時の分を教えたりとかしてやっていたんですけど。まあ基本的に自分は他人に聞いた情報よりかは自分で勉強した方が確実かなっていう思いがあったから、余り聞かないようにして、聞かれるのも嫌かなと思って、もう自分でひたすらやって。友達に聞かれたら「こういうの、ここ勉強した方がいいんちゃうか?」みたいな。で、友達に聞かれたら聞き返すとか、なんかそういう。自分から友達に聞きに行くとかは余りなかったですね。 糟谷 私もまあ、試験前になったらレジュメとか送り合ってワタワタしていましたね。でも教え合うほどまではいってないですけども。同じ感じかもしれないですよね。 |