米海兵隊普天間航空基地の辺野古移設案を契機として、沖縄からの「県外移設論」が主張されています。ある世論調査によると、県内移設反対が70%超である一方で、日本での日米安保支持は86%と高い支持率を示しています。
「県外移設論」は沖縄からの「差別」の是正を求める声ですが、日米安保の下に「平和」を享受する日本人は、その声に向き合ってきませんでした。
「平和」と「差別」は“並存”しえます。しかし、「平和」とは、誰にとっての、どのような「平和」なのでしょうか?ガルトゥングの「消極的平和」と「積極的平和」の概念を参照し、沖縄人にとっての「積極的平和(=社会的公正)」の欠落が見過ごされてしまうこと、また、その理由は「ポジショナリティ」(所属する社会的集団がもたらす利害関係にかかわる政治的な位置性)を無視しているからである、ということをお話されます。
開催日 : 2016年6月6日(月)
時 間 : 15:30~17:00 (4時限)
会 場 : 神戸学院大学ポートアイランド・キャンパスB302教室(B号館3階)
講 師: 池田 緑氏(いけだ みどり 大妻女子大学 准教授)
※一般住民の方の聴講を歓迎します。(事前申込不要、参加費無料)
主催:神戸学院大学法学部
担当:木原 正樹(神戸学院大学法学部・准教授)
問い合わせ: 神戸学院大学法学部長室
TEL:078-974-4543
FAX:078-974-4602
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